焼きそばスパゲティは、そば?スパゲティ?


給食メニューにある「焼きそばスパゲティ」、献立表を見て、なにそれ?と思いますよね。

スパゲティの麺で作った焼きそば味の料理です。

なぜそんなメニューが生まれたのでしょうか?

給食では食中毒予防の観点から、すべての料理の最終温度確認(85度以上)を行っています。
中華麺を使うとなると、ゆでたあと、水にさらさないと、麺同士がくっついてしまいます。
水にさらして温度が下がった麺を釜で炒めても、85度以上になるまでに、釜に焦げ付いたり、ぶちぶち切れたりしてしまいます。1000人分の量ですからね。

スパゲティ麺を使えば、水さらしせずにあつあつの麺を、具を炒めた釜に移して一気に仕上げることができ、らくらく85度以上をクリアできます。

「焼きそばスパゲティ」は給食でしか食べられないかも。

ゆでたてのスパゲティをザルで引き上げる調理員さん

炒めた具とスパゲティを炒め合わせる調理員さん(一つの釜で500人分です)